既にラーメン店を経営されている方、これからラーメン店を開業されようとされてる方は
業務用ラーメンスープというものを聞いたことがあるのではないでしょうか?
業務用ラーメンスープは文字の通り、
業務用に使うラーメンスープのことです。
自分でラーメンスープを作るとなると大量の時間・人件費・光熱費が必要になるのに対して、
業務用ラーメンスープはすでにスープとして完成されているため、時間・人件費・光熱費を節約できます。
どのくらい節約できるのかについてはこちらの記事をご覧ください。
--<業務用ラーメンスープと店で炊くのとのどっちがお得?>
業務用ラーメンスープについては、まことしやかに
質が悪い
業務用ラーメンスープを使っているところはおいしくない
原料が粗悪
ちゃんとした原料を使ってない
化学調味料がたくさん入っている
などの情報が出回っていますが、真実ではない部分が多く存在します。
業務用ラーメンスープを使っていても、おいしいラーメン店としてメディアに取り上げられ、
繁盛店となっている店はたくさんあります。
確かに昔は質の悪い業務用ラーメンスープが多かったかもしれませんが、
業務用ラーメンスープを作っている工場はそれぞれ作り方、原料について、こだわりと自身を持って作っているため
質は高いものとなっています。
また、化学調味料については、確かに使っている業務用スープもありますが、
無化調の業務用スープもとても増えてきています。
業務用ラーメンスープだからといって
「おいしくない」「質が悪い」「化学調味料が多く入っている」
というのは時代遅れの考え方になっています。
業務用ラーメンスープはラーメン店の負担を減らし、経営を効率化するためのメソッドとなるものです。
業務用スープには、冷凍と常温の2種類があります。冷凍スープはお店のようにガラから炊いて、そのまま真空にして冷凍するものです。調味料など入れずにいかようにもお店でアレンジができます。常温タイプには更に2種類あります。調味料が入っているものと入っていないものです。調味料が入っているものは、ドライブイン、道の駅、給食などに使われます。専門店で使うことはありません。調味料ないものは、冷凍のように味を工夫してお店の商品にします。
しかし冷凍と違い常温は、包装するときに加熱処理されているために、そのまま使用するとレトルト感が出てしまします。ですので、専門店では、生ガラをを足したり、煮汁を入れたり、背脂をミックスしたりして、炊き出し感の無いスープに厚みをつける工夫をしています。どんなスープ、どんなラーメンをやりたいかで、選ぶものも変わります。