ラーメンの原価率の目安は?スープの原価と計算方法|オイシード

ラーメン店の経営で、いちばん気になる数字のひとつが「原価率」です。この記事では、原価率の計算方法と目安、スープ1杯あたりの原価、店でスープを炊く場合に見落としがちなコストを、ラーメン店の開業・経営を支援するオイシードが解説します。
原価率とは?計算方法
原価率は、売価(お客様に出す価格)のうち、材料費がどれだけを占めるかを表す割合です。
原価率(%)= 原価 ÷ 売価 × 100
たとえば(計算の例です)、売価が900円のラーメンで、原価率を35%にしたい場合、原価の上限は 900円 × 0.35 = 315円です。逆に、原価が315円のラーメンを、原価率35%で売るなら、売価は 315円 ÷ 0.35 = 900円になります。
原価率の目安
飲食店の運転資金は、食材費(フードコスト)、人件費(レイバーコスト)、光熱費、家賃、返済に分けて考えます。このうち食材費は、23〜43%の幅があり、通常は35%前後が多い率です。人件費は20〜40%が目安です。
食材費と人件費を合わせた「FLコスト」は、60%を下回ることにこだわりすぎると、商品やサービスの劣化につながるので注意が必要です。FLのバランスで、どんな店づくりをするかも変わってきます。開業後の運転資金の全体像は、ラーメン屋の開業資金はいくら?初期費用・資金計画・調達方法で解説しています。
スープ1杯あたりの原価の目安
ラーメンの原価は、スープ、麺、タレ・香味油、チャーシューなどのトッピングで構成されます。このうちスープについて、オイシードの業務用スープでは、1kgあたり(K単価)400円ほどのものから、1,000円を超えるものまであり、ラーメン1杯あたりに換算すると、40円ほどから100円を超えるものまであります。使う材料、スープの濃度、製法によって価格は変わります。
ラーメン1杯の利益の考え方や、個人店とフランチャイズの違いは、ラーメン屋店主の年収は?収支の内訳と利益の考え方もご覧ください。
店で炊く場合に見落としがちなコスト
スープを店で炊く場合、材料の仕入れ値だけを原価と考えがちですが、実際には次のコストもかかっています。
- 水道費と光熱費:寸胴で煮込み続ける間の費用。たとえば白湯スープは、炊き込みに8時間と言われます。
- 人件費:仕込みのための人員。仕込みは、閉店後に何時間もかけて行われることが多く、仕込み専任の人員が必要になる場合もあります。
- 設備とスペース:食材を保管する冷蔵庫、寸胴、コンロのスペース。
業務用ラーメンスープを使うと、仕込みのための食材費を抑えられ、長時間煮込む必要がなくなるため、光熱費も減らせます。仕込みのためだけの人員も不要になり、人件費の削減にもつながります。詳しくは業務用ラーメンスープとは?種類・メリット・選び方をご覧ください。
原価を抑えるポイント
- 売上を上げることを最優先にする。コストを抑える最大の施策は、売上を上げることです。初めてのときは、コスト削減よりも、売れる商品づくりに全力を投入しましょう。
- 原価率だけにこだわらない。原価率ばかりを気にすると、お客様にとって魅力のない商品になってしまいます。お客様が評価するのは「おいしさ × 価格の納得感」です。詳しくは原価率と売価の科学、利益を生み出すための商品づくりで解説しています。
- 材料を増やしすぎない。材料を増やすと、在庫の管理が大変になります。つけ麺専門店が中華そばを始めるとき、スープの種類を増やさず、つけ麺のスープを流用できるレシピにした例もあります。
- コストのかけ方のバランスを考える。材料費を下げる場合は人件費をかけ、人件費を下げる場合は材料費をかけます。設備費をかけると、人件費を下げられます。
よくある質問
Q. ラーメンの原価率は、何%にすればよいですか?
A. 食材費は、通常35%前後が多い率です。ただし、店のコンセプトやFL(食材費+人件費)のバランスによって、適した数字は変わります。数字を守ること自体を目的にせず、売れる商品を作ることを優先してください。
Q. 業務用スープは、店で炊くより高くなりませんか?
A. スープそのものの仕入れ値だけを比べると、高く見えることがあります。ただし、店で炊く場合は、光熱費、仕込みの人件費、設備スペースもかかっています。これらを合わせた総コストで比べることが大切です。
まずは、サンプルで味と原価を確かめる
オイシードでは、飲食店・食品事業者様向けに、業務用ラーメンスープの無料サンプルを用意しています。味を確かめながら、1杯あたりの原価もご相談いただけます。お問い合わせからお気軽にどうぞ。
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ライター紹介 Writer introduction
長島昭一 株式会社オイシード 代表取締役社長
数あるサイトの中から、弊社オイシードのサイトにご訪問いただきありがとうございます。 2002年に1号店のラーメン店を出店して以来、ラーメンに関わってきました。FC加盟、オリジナルブランド、FC本部設立、そして現在の食材の販売とコンサルティングという、現在の形になりました。 未経験で脱サラでラーメン店を開業して2022年で20年経ちました。ですので、起業する方の苦労や、売上不振になった時の気持ちはよくわかります。 私どもの経験を利用して頂き、遠まわりしない経営をしていただけるよう支援いたします。
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