業務用ラーメンスープとは?種類・メリット・選び方を解説|オイシード

業務用ラーメンスープとは?種類・メリット・選び方を解説

業務用ラーメンスープとは、ラーメン店などの飲食店が、スープの仕込みに使うために作られた、完成度の高いスープのことです。すでにスープとして出来上がっているため、食材費・光熱費・人件費、そして何より長い仕込みの時間を大きく減らせます。

「業務用スープは味が落ちるのでは?」と思われがちですが、今は技術が進み、完成したラーメンだけを食べたら料理のプロでも見分けられないほどのレベルになっています。この記事では、業務用ラーメンスープの種類、メリット、選び方を、ラーメン店の開業・経営を支援するオイシードが解説します。

業務用ラーメンスープとは

業務用ラーメンスープは、文字どおり「業務用に使うラーメンスープ」です。ラーメン店が自分でスープを作ると、長い仕込み時間・人件費・光熱費が必要になります。業務用ラーメンスープは、これらを節約しながら、安定した味で提供できる方法です。

豚骨・鶏白湯・醤油・味噌・家系・二郎系など、ラーメンの種類に合わせたスープがあり、お湯で溶かす、だしで割る、チャーシューを煮込むなどの工夫で、店ごとのオリジナルの味に仕上げられます。

業務用スープが生まれた背景と進化

ラーメンは中国から日本に伝わった麺料理で、初期は個人店の店主が、自分の技術と秘伝でスープを仕込んでいました。昭和40年頃までは、家庭では使わない骨や野菜の端材でスープを作り、タレは醤油にうま味調味料というシンプルなものが中心でした。

人気が高まり店が増えるにつれ、一定の品質と味を安定して出す必要が生まれ、大量生産・効率的な調理を可能にする業務用スープが使われ始めました。その後、洋食や和食の調理技術がラーメン業界に入り、野菜のうま味を引き出す手法、乾物を使うだしの取り方、それを油に生かした香味油など、技術が進化し続けています。

開発当初は、店内で仕込んだスープとはっきり違いが分かるほどでしたが、今は次の2つの進化で、完成度が大きく上がっています。

  • メーカーの技術の進化(店舗の依頼でPB商品を作るうちに、知識と技術が向上)
  • 材料をレベルアップさせる店舗側の技術の進化(手作りのタレや油を足して、深みやフレッシュ感を演出)

今は、ゼロからスープを炊くよりも、業務用スープをいかに「店で炊いたように」演出して、フレッシュでおいしい看板商品を作るかが、ラーメン店の成功の鍵になっています。

業務用ラーメンスープの種類

業務用スープは、肉・魚・野菜などから取っただしを「ベース」にして作られます。ラーメン向けの業務用スープは、保存方法によって主に次の4タイプに分かれます。

冷凍タイプ(ラーメン専門店で最も一般的)

個人店から数十店舗に展開するブランドまで、ラーメン専門店で最も一般的なタイプです。店で炊いたように、骨から炊いてレトルトせずにそのまま冷凍するため、フレッシュ感が残ります。お湯で溶かす、だしで割る、チャーシューを煮込むなどで補強しやすく、その工夫が店のオリジナルレシピになります。

常温タイプ(レトルト)

レトルト殺菌して真空にするため、常温で保管できます。狭い店舗の保管場所や、電気代の削減に向きます。一方で、加熱処理されているためそのまま使うとレトルト感が出やすく、専門店では生ガラを足す、煮汁を入れる、背脂を混ぜるなど、炊き出し感を出す工夫が必要です。

缶詰タイプ・粉末タイプ

缶詰タイプは中華料理店や居酒屋などで使われ、業務用スーパーなどで販売されています。粉末タイプは、カップ麺や袋麺用のスープに使われるもので、どちらもラーメン専門店ではあまり使われません。

オイシードの取扱商品は、取扱商品一覧と、ラーメンの種類から検索から探せます。

業務用ラーメンスープの3つのメリット

1. 味がブレない

スープ作りは、食材の質、煮込み時間、温度や湿度など、さまざまな要因が絡み、作り手の長年の感覚に左右されます。誰が作っても同じ味に仕上げるのは、ほぼ不可能です。そのため、多店舗展開で「店舗によって味が変わる」という壁にぶつかりがちです。

業務用ラーメンスープなら、決まったルール・オペレーションでラーメンを提供できるため、誰が作っても同じ味を出せます。原料の仕入れ値の変動に左右されにくく、仕入れコストが安定する点も、経営の安定につながります。

2. コストを抑えられる

スープの仕込みには、食材費、水道費、寸胴で煮込み続ける光熱費、さらに仕込みのための人件費がかかります。たとえば白湯スープは、炊き込みに8時間と言われます。業務用スープを使えば、この食材費と光熱費、仕込み専任の人員を減らせます。

食材を保管する冷蔵庫や、寸胴・コンロのスペースも小さくできるため、コンパクトな厨房で営業でき、開店時の初期費用も抑えられます。店主1人や夫婦での経営の負担も、大きく軽くなります。

3. 仕込み時間を短縮できる

ラーメンスープを仕込むには、8時間以上かかることもあります。しかも仕込みは、閉店後の片付けと掃除が終わってから始まるため、店主1人で回す店では睡眠時間を削るしかありません。

業務用ラーメンスープは、この長い仕込みを代わりに担ってくれます。睡眠時間や家族との時間を確保でき、お店を長く続けやすくなります。これも、これから開業する方に業務用スープをおすすめする大きな理由です。

「業務用スープは質が悪い」は本当?

業務用ラーメンスープには、「質が悪い」「おいしくない」「原料が粗悪」「化学調味料がたくさん入っている」といった情報が出回っています。確かに昔は、質の悪いものも多かったかもしれません。しかし、今の業務用スープを作る工場は、作り方や原料にこだわりと自信を持って作っています。

化学調味料を使ったスープもありますが、無化調の業務用スープも増えています。業務用スープを使いながら、メディアに取り上げられる繁盛店になっているお店は、たくさんあります。「業務用だからおいしくない」というのは、時代遅れの考え方です。

PBスープで、自店オリジナルの味を作る

行列ができる有名店や、多店舗展開に成功している名店も、実はPB(プライベートブランド)スープを使っていることがあります。PBスープなら、家系、豚骨、味噌など、人気の味を自分の店でも安定して出せます。さらに、手作りのタレや香味油を合わせることで、自店ならではの一杯に仕上げられます。

修行なしでも、本格ラーメンに挑戦できる

スープ作りは、食材の品質やその日のコンディションを見て、煮込み時間・手順・温度を決める職人技です。修行をしたり、ゼロからメニューを開発したりするには、非常に時間がかかります。

業務用ラーメンスープを使えば、経験の浅い方でも、短期間で本格的なラーメン作りと、ラーメン店の開業に挑戦できます。従業員やアルバイトに教える手間も減るため、人員も確保しやすくなります。

業務用ラーメンスープの選び方

どんなスープ、どんなラーメンを作りたいかで、選ぶものは変わります。次の点を確認して選びましょう。

  • 保存タイプ:専門店なら、フレッシュ感の残る冷凍タイプが一般的です。
  • 味の種類:作りたいラーメン(豚骨・鶏白湯・醤油・味噌・家系・二郎系など)に合うか。
  • アレンジのしやすさ:タレや香味油を足して、オリジナルの味にできるか。
  • 使う人数と店舗数:個人店か、多店舗展開かで、必要な量と運用が変わります。
  • サポート:サンプルで試せるか、試作やレシピ開発の相談ができるか。

具体的な商品の選び方は、業務用ラーメンスープの選び方とおすすめ5選で、さらに詳しく解説しています。

よくある質問

Q. 業務用スープを使うと、おいしくないラーメンになりませんか?

A. いいえ。今の業務用スープは完成度が高く、手作りのタレや香味油を合わせることで、深みやフレッシュ感を出せます。業務用スープを使った繁盛店は、たくさんあります。

Q. 冷凍と常温(レトルト)は、どちらがいいですか?

A. ラーメン専門店では、フレッシュ感が残り、アレンジしやすい冷凍タイプが一般的です。常温タイプは保管しやすい反面、レトルト感を消す工夫が必要です。

Q. 化学調味料が入っていないスープはありますか?

A. はい。無化調の業務用スープも増えています。ご希望の場合は、お気軽にご相談ください。

Q. 開業したばかりで経験がなくても、使えますか?

A. はい。経験の浅い方でも、短期間で本格的なラーメン作りに挑戦できます。オイシードでは、開店サポートプログラムや、電話顧問サービスで、開業から運営までを支援しています。

まずは無料サンプルで、味を確かめてみませんか

オイシードでは、業務用ラーメンスープの無料サンプルのご請求を受け付けています。実際に味を確かめてから、導入をご検討いただけます。商品作り、ラーメン店の経営、開業のことなど、お問い合わせからお気軽にご相談ください。

電話でのお問い合わせ:03-5843-9263(平日 10:00〜16:00)

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ライター紹介 Writer introduction

長島昭一

長島昭一 株式会社オイシード 代表取締役社長

数あるサイトの中から、弊社オイシードのサイトにご訪問いただきありがとうございます。 2002年に1号店のラーメン店を出店して以来、ラーメンに関わってきました。FC加盟、オリジナルブランド、FC本部設立、そして現在の食材の販売とコンサルティングという、現在の形になりました。 未経験で脱サラでラーメン店を開業して2022年で20年経ちました。ですので、起業する方の苦労や、売上不振になった時の気持ちはよくわかります。 私どもの経験を利用して頂き、遠まわりしない経営をしていただけるよう支援いたします。

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